これからサイト運営を始める人が、特に意識すると良いことは、出口戦略です。
サイト運営は、月々の収入だけでなく、サイト売却で大きな収益を得ることを目標にする方が、夢がありませんか?
★正しい売却はメリットだらけ?>>サイト売買のメリットとデメリットを経験者がリアルに紹介
私は半年間で、サイト売却と運営利益で500万円を売上げ、その収益で以前からやりたかったことを実現中です。
本記事では、サイト売買で売りやすいサイトの種類と特徴について初心者向けに整理して解説。
せっかくの労力が無駄にならないように避けた方がよい注意点などもお伝えします。
特に今からサイト運営を始める人には有益な情報なので、最後まで読んで下されば嬉しいです。
★売却を成功させる秘訣は仲介会社の選び方? >> 個人のサイト売買でおすすめの仲介会社は?
注意するジャンルと絶対にやってはいけないこと
YMYLの分野(お金と人生に関する重要度の高いジャンル)は、専門家でなければ、避けた方が無難。
特に素人が医療や健康系に関する分野に進出するのは危険です。
過去に誇大広告で、効果がはっきりしない医療商品を宣伝、間違った医療知識を助長するキュレーション問題が多発。
Google SEOにも影響し、病院や医療の専門家以外の権威性のないサイトは、上位表示されなくなりました。
2021年6月から消費者庁が、アフィリエイト広告規制強化へ 景表法の適用を整理する検討会が始めると決定。
アフィリエイトの広告規制は、今後、ますます厳しくなります。
(★「アフィリエイト」とは?>>初心者向け:サイト売買で出てくる用語解説)
頑張って書いた記事が、Google検索で上位表示されなければ意味がありません。
サイト運営を始める前は、自分の専門性とジャンル選びに特に注意してください。
厳密に言えば以下の内容がYMYLに該当します。
注意するジャンル|YMYL(Your money your life)
Googleでは、YMYLのジャンルを公式サイトで公表。
Expertise(専門性)Authoritativeness(権威性) Trustworthiness(信頼性)がないサイトは、Googleに評価されないです。
情報量や権威性など「品質が不足している」と判断された場合、Google検索で大きく順位が下落。
逆に高品質な記事と判断されれば、順位が上がる可能性が高いです。
日本語訳
ジャンル | 内容 |
---|---|
ニュース・時事問題 | エンタメやスポーツ以外の国際問題や政治など重要な問題を扱うサイト |
公共サービス・法律など | 一般的な市民生活を維持するために必要な情報を扱うサイトなど |
金融 | 投資や保険などお金の面で人生に大きな影響をあたるサイト |
ショッピング | オンライン上で商品購入などを行うECサイトなど |
健康・安全 | 医療・病院関連・緊急時に使用するサイトなど |
人のグループ | 人種や宗教、性別などについて扱うサイトなど |
その他 | フィットネスや栄養、大学、就職、転職などに人生の局面に関連する |
ショッピングのECサイトは、全ての分野に該当するのか?
心配になるかもしれませんが、ECサイトに限らず、全てのサイトで情報の正確性は常に求められます。
特にECサイトの場合は、直接、商品を販売するので責任も重くなります。
自分が質の高いコンテンツ提供を保証できない分野には、進出しない方が良いです。
Googleアップデートで順位が変動するのは、YMYLのジャンルに限りませんが、今後、YMYLのジャンルでは、特に重視されるからです。
絶対にやってはいけない|ペナルティに該当
「ブラックハットSEO」という言葉を聞いたことがありますか?
(ほとんどの初心者の方は、知らないと思いますが)
悪質なSEO対策で、サイトを上位表示させる手法のことで、昔、Googleの検索エンジンのレベルが低い頃には、有効でした。
しかし、現在はGoogleのレベルも上がり、悪質な手法は見抜かれます。
記事の質の高さが、何よりも評価される検索ルール(アルゴリズム)に変化しました。
以下のことは、Googleのペナルティに該当するので、やらないで下さい。
検索順位が下がるだけでなく、最悪の場合、検索対象から全く除外されます。
Googleの評価が下がること
- 一つの記事にキーワードを乱用、不自然に詰めこみすぎる
- 他サイトのコンテンツを無断で(引用元を掲載せずに)丸々コピー
- 重複コンテンツを複数生成
- 独自コンテンツがなく、商品説明やレビューをコピーしただけ
- 外部リンク用のために作られた低品質サイトからの自作リンク
Googleが推奨するのは、ユーザー(サイト訪問者)の検索意図を満たした記事の作成です。
誰に向かって何を発信する情報なのか?
常にユーザーの知りたい情報を的確に提供するコンテンツ作りを心掛けてください。
★サイト売却で売れないサイトとは?>>個人サイト売買の失敗例12選と知っておくべき注意点とは?
売却しやすいサイトとは?サイトの種類別に解説
サイト売買で、実際に流通している売れるサイトは、4種類です。
サイト売買で売れる4種類のサイト
- ブログサイト
- ショップサイト(ECサイト)
- アカウントサイト
- コスプレなどのニッチな趣味サイト
ブログサイトの運営
個人のサイト売買で最も多く流通しているのが、ブログサイトです。
ブログとは
筆者の個人的な体験や日記、ニュースや時事などの話題など、時系列で記録されるウェブサイト全般を含めて呼称したり、ウェブサイトの作成機能を提供するソフトウェアやサービスなどを称することもある。
(引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/ブログ)
ブログサイトの運営は、初期投資が少なく始めやすいので、初心者には特におすすめです。
一般的にブログサイトは、以下の方法で収益化できます。
ブログの収益化の4つの方法
- アドセンス広告=WebサイトにGoogleのネット広告を配信する
- アフィリエイト広告=広告主のサイトに誘導し購入された商品に応じて収益を得る
- 純広告=広告主と直接契約しWebサイトの広告枠を買い取ってもらう
- 課金=自社の商材やサービスをユーザーに購入してもらう
現在、売買される多くのブログは、アドセンスかアフェリエイト広告のサイトです。
2つの広告を掲載しやすいブログは2種類あります。
ブログの種類
- 雑記型:メインテーマを絞らず、複数のテーマ・ジャンルの記事を掲載
- 特化型:特定の専門ジャンルに特化している
雑記型のブログは、PV数で稼ぐアドセンス広告がメインになり、特化型は、アフィリエイト広告で稼ぐのがほとんどです。
最近の売買市場では、PV数に頼る運営手法の雑記ブログよりも、専門分野に強い特化ブログの方が人気です。
PV数は少なくても、一定のアフィリエイト収入がある特化の方が、雑記よりも売却しやすいらしいです。
しかし、雑記ブログが売れない訳ではありません。
PV数多くターゲット層が絞られていれば、売上以外の将来性も評価されます。
また、雑記でもアドセンス以外にアフィリエイト広告を貼り、収益を上げるサイトもあります。
ネットショップ(ECサイト)の運営
「ネットショップ」とは、別名「オンラインショップ」や「ECサイト」とも言われます。
「オンラインショップ」の意味は
インターネットを介して商品やサービスの売買を行うウェブサイトのことである。
楽天が運営する「楽天市場」や、ヤフーが運営する「Yahoo!ショッピング」、「amazon」のような大規模なオンラインショップの他、個別の企業が運営するオンラインショップや、個人によるオンラインショップまでさまざまな規模のものがある。
(引用:https://kotobank.jp/word/コトバンク)
ネットショップは以下の方法で収益化されています。
ネットショップの収益化の方法
- Amazonや楽天、などのネットショップのプラットフォームを利用して販売を行う
- 自社でネットショップを開設し、独自に販売を行う
事業の規模や商材によって構築されるネットショップの種類は変わります。
ネットショップの種類
- モール型
インターネット上のショッピングモール(Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなど)に出店する方法。 - ASP型
クラウド上で提供されるシステムを利用しネットショップを構築する方法。 - ソフトウェア型
サーバーを準備し、ネットショップに必要なソフトウェアをインストールして自前で構築する方法。
自前で販売を行う場合は、「ASP型」や「ソフトウェア型」になり、プラットフォームを借りて取引を行うと「モール型」になります。
モール型の楽天市場やYahoo!などは、売買できないですが、Amazonであれば譲渡可能。
サイト売買市場でも販売実績がある「Amazonセラーアカウント」が売り出されています。
ネットショップは、ブログサイトよりも販売利益が大きく、コロナでネットショップ販売が拡大したことから、最近、人気が高まっています。
その反面、商品管理や発送などの運営に手間がかかり、譲渡がブログよりも時間と労力が必要なことも欠点です。
アカウントサイトの運営
アカウントサイトとは、専用のアカウントでログインする会員制のサイトのことです。
アカウント (英:account) は、
(引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/アカウント)
ユーザーがネットワークやコンピュータやサイトなどにログインするための権利のことである。
顧客が増え軌道に乗るまでは大変ですが、最も安定した収益が得られるサイトです。
アカウントサイトの収益化の方法
- 顧客囲い込みと顧客満足度向上のために運営(店舗、旅行会社、スポーツクラブや各種組織)
- 資格取得や協会ビジネスなど講座料や会員費で運営
アカウントサイトは、会員数の多さと譲渡のしやすさが売却の成功を決めます。
運営手法は2つあります。
アカウントサイトの種類
- ネット上のサイト運営
- 携帯にインストールできるアプリで運営
最近では、携帯のアプリも活用するアカウントサイトが人気。
特に若い10代、20代の世代を中心にネット検索よりも携帯アプリの利用者が増えています。
アプリは携帯にダウンロードさせるまでのハードルが高いですが、習慣になれば、ネットよりも見てもらいやすい利点があります。
会員ビジネスには向く仕組みなので、会員のダウンロード数の多いアプリ付きのサイトは、価値が上がります
コスプレサイトなどニッチなサイト運営
ニッチな趣味サイトの運営は、手堅い需要があるので売れます。
たとえば、儲けやすく人気があると言われるコスプレサイトですが、以下のような特定のファンを対象にしています。
コスプレとは
(引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/コスプレ)
漫画やアニメ、ゲームなどの登場人物やキャラクターに扮する行為を指す。それらのジャンルの愛好者や同人サークルが集まるコミックマーケット、同人誌即売会を始めとする各種イベント、また、ビジュアル系バンドのライブ会場等で見かけられる。
このような趣味サイトの良さは、ECサイトのような物販以外にも、収益を上げられることです。
コスプレサイトの収益化の方法
- コスプレの売買をするショップサイトを運営
- アドセンス広告収入を得るブログサイトを運営
情報提供型のコスプレサイトとしてPVを集め、アドセンス広告などで収益が出ていれば、それだけでも売れる可能性があります。
コスプレのネットショップを始めたい買い手にとっても、PVを集めているコスプレの情報サイトは魅力的です。
有益なコンテンツ
- コスプレ衣装の買取でおすすめの店舗を紹介する
- コスプレ衣装の買取相場を見やすく作成
- 「コスプレを高く売るコツ」など、ショップ売買につながる記事を上位表示させる
コスプレファンが好む良質な情報提供は大切です。
狙うターゲット層にアプローチできる集客力があれば、サイトの価値が高まります。
個人サイトの売却を考えている人は⬇︎