画像保存アプリは、幾つかリリースされていますが、無料でどこまで使えるか?
今回は、「画像保存アプリ」を中心にビジネスで使える無料サービスを比較します!
便利な画像保存アプリを使いたいけれど、月々の予算を節約したい人におすすめの記事です。
以下が今回、紹介するアプリ一覧です。
【無料で使える画像保存アプリ】
「i-phone」と「Android」の両方で利用可能
- Evernote
- Google ドライブ
- Googleフォト
- Dropbox
- はてなフォトライフ
- Flickr
条件付き
- Amazonのプライム・フォト(Amazonプライム会員のみ)
- icloud(i-phone、i-padのみ)
- One Drive(マイクロソフトアカウントが必要)
ビジネス利用に便利な画像保存アプリの機能とは
写真や動画の保存アプリには主に3 種類があります。
- クラウドストレージサービスのアプリ
- アルバムアプリ
- SNS のアプリ
主にビジネス利用の目的に便利なクラウドストレージサービスに絞って比較します。
さらに以下の3つの機能が優れているアプリを選べば、ビジネス利用に便利です。
- クラウド上に無料保存ができるストレージの容量が多い
- 画像の検索がしやすい
- 他のソフトやアプリと共有しやすい
クラウド上で無料で使える保存容量と機能の比較
多くのアプリが、有料版になれば保存容量と機能がグレードアップします。
しかし、今回は予算を抑える視点で、無料で使えるサービスだけで比較しました。
サービス名 | 無料の保存容量 | 無料で使える機能と特徴 |
Evernote | ・ノート25MB ・月間アップロード容量60MB | 端末 2 台までデータを同期可能。検索機能とタグで素早くノートを見つけ、リッチフォーマットをノートに追加できる。 |
Google ドライブ | 15GBまで無料 | 最近の重要なファイルにすばやくアクセス。ファイルの名前とコンテンツでファイルを検索。 ファイルやフォルダの共有や権限の設定。 |
Googleフォト | 2021年5月から15GBまで無料 | 写真・動画の保存に特化クラウドストレージ。 写真は1600万画素、動画はフルHD以下に圧縮されるが、高画質で写真・動画を保存しアルバムで整理できる。自動バックアップ機能あり |
Dropbox | 2GBまで無料 | 過去30日以内であればDropboxで削除したデータの復元可能。 パソコン上にDropboxがあれば、全てのファイルを自動バックアップ。 |
はてなフォトライフ | 毎月300MBまで無料 | シンプル操作でたくさんの写真を一気にアップロードできる。 フォルダごとに写真の公開範囲を設定でき、合い言葉を知っている人だけアクセスできる「なぞなぞ認証」が設定可能。 |
Flickr | 1TBまで無料 | 写真をアップロードできる容量は1TBと非常に大容量で多くの写真を無料で保存できる。英語版で日本語に対応しておらず使いにくい。 画像ファイルは1ファイルあたり最大200MBまで、ビデオファイルは1ファイルあたり最大1GBまで。再生は最初の3分間に制限 |
One Drive | 5GBまで無料 | 注意:マイクロソフトアカウントが必要 OneDrive に保存したすべてのファイルに Windows 10 でアクセス可能。 モバイル デバイスを使って書類、レシート、名刺、メモなどをスキャンしOneDrive に保存ができる。 |
Amazonのプライム・フォト | 写真は無制限無料 ビデオ5GBまで | 注意:プライム会員のみ 友人が家族5人まで無制限のフォトストレージに招待でき、ファミリフォルダにて写真を収集することが可能。無制限のフル解像度のフォトストレージ Amazonの強力な検索機能で場所、人、物を見つけやすい。 |
iCloud | 5GBまで無料 | 注意:Appleアカウントが必要 写真やビデオは「年別」「月別」「日別」「すべての写真」に分類でき整理しやすい。写真やビデオがすべてオリジナルの高解像度で保管。「ストレージを最適化」でデバイスの容量を節約できる。 |
★ 2021年3月の情報になります
画像保存アプリおすすめベスト3:無料で使える機能で比較
有料版になれば、機能面で優れるアプリもあるので順位が変わりますが、以下、無料で使える機能に限定しておすすめベスト3を紹介します。
以下の理由で、私の個人的な基準で選びました。
- 無料で使用できる保存容量が多い
- 初めて使う場合でも操作がしやすい
- 多くの人に使われ、操作方法の説明が充実
私は、icloudを長く使用していて使い慣れています。
しかし、今回は「i-phone」と「Android」の両方で使えることを基準に選んだので、おすすめから除外しています。
結果はGoogleスプレットとも連携しやすいGoogle関係のサービスが上位になりました。
ビジネス使用に限らず画像保存アプリは、写真やビデオの保存容量が多ければ多いほど使いやすいです。
それだけでなくGoogleは最大手なので、将来、会社が潰れるなどでサービスが終了する可能性も低いです。
画像保存アプリおすすめ1位:GoogleDrive
Googleアプリをはじめ外部との連携を考えるとビジネスで使う人も多く共有しやすいです。
私も仕事で使用していますが、他のGoogleソフトとも連携しやすいので便利です。
以下とシームレスに統合できます。
- ドキュメント
- スプレッドシート
- スライド
- クラウドネイティブ
既存のツールから移行する作業も必要なくチームに向き、リアルタイムの共同編集を効果的に行いやすいです。
また、ChromeやSafari など、スマートフォンのアプリからでもGoogleドライブにファイルを直接保存できます。
ただ、アプリから画像を保存するとオリジナルのデータがそのままダウンロードできず、勝手に圧縮されてしまうので不便です。
また、アプリからファイル検索をする際、場所や更新日時、ファイルの種類などからは指定できないので不便です。
画像保存アプリおすすめ2位:Googleフォト
Googleフォトでは、以下の機能が使えます。
- ストーリー:場所・時系列での写真の整理
- アニメーション:GIF画像の作成
- コラージュ:複数枚の写真を使用してコラージュ写真を作成
- ムービー:写真や動画をつないで動画を作成、BGMつき
- パノラマ:複数枚の写真をつないでパノラマ写真を作成
- 自動補正機能
無料の容量無制限と多様な機能がアプリのレビューでも絶賛されていたGoogleフォト。
しかし、「容量無制限」サービスは21年5月に終了。
その後、無料で使える保存容量は最大15ギガに制限されます。
それでもグーグルフォトは、検索や編集といった機能が充実しているので、他の画像保存アプリよりも優っていると評価は高いです。
人工知能(AI)によって被写体を自動判別してタグ付けしてくれます。
名前などで被写体を探せるので、画像の検索はしやすいです。
ただ、欠点はファイル管理がしにくいことです。
アルバムが増えすぎると探しにくくなるなど、フォルダを階層整理できる機能がやや弱いです。
フォルダー単位でアップロードしてもクラウド上では維持できません。
もし、写真や動画をほかの人に見せたいときは、アルバム共有用のURLを発行する必要があります。
画像保存アプリおすすめ3位:Evernote
ビジネスで使用するのに便利な手帳として使用できる機能が充実しています。
アイデアを記録、ノートやメモを管理したい人には最適です。
また、Google ドライブ、Outlook、Salesforce、Slack とも連携できるので、目的に合わせて組み合わせられます。
ただ、複数タブを表示できない(タブシステムがない)、リストのノートを複数選択できないなど使い勝手が良くない面もあります。
特に無料で使える機能は限定されるので、上記のアプリほどは、おすすめできません。
ただ、アイデアや企画を形にして画像で残す機能には最も優れていますので、ビジネスで使用したいアプリです。
画像保存アプリは無料サービスだけでは不十分、有料プランを検討
以上、無料の機能に限定して画像保存アプリを比較しましたが、無料サービスだけでは限界があると感じています。
ビジネスでもプライベートでも写真や画像を保存するには、15GBあっても保存容量は足りません。
使わない画像や動画は、常に外付けハードディスクに移行、保存容量を減らす対策もできますが、大容量の保存が可能な方が余計な気を使わずに済みます。
さらに集めた画像資料の整理とファイル管理が適切にできれば、業務効率はもっと上がります。
時間の節約が一番大切なので、今後は有料プランも含めて最適な画像保存アプリを検討したいです。